bisuta編集部は多くの美容院経営者と会ってお話を聞かせて頂く事が多く、
そのインタビューの際に数々の違和感がある事が多いので今回はその【違和感】に関してをまとめてみました。
美容院経営者なら誰しもが思う内容や、今後独立を考えている美容師さんは必見です。
独立しても不安は消えない

By: bark
やっとの想いで念願の自分の美容室をオープン。最初の夢と希望に満ちあふれたアツい気持ちが冷め始めるのはオープンしてから約3年〜5年程でしょう。
それは思っていたのと違う事がありすぎるからです。
自分のお店が持てたら、お金も稼げるし、自由になれるし、好きな様に働く事ができる。
でもその反面、いつ潰れるかわからない不安感がつきまとうのも事実です。
経営の勉強をしてから独立という感覚ではなく、今までの固定の顧客様がいるから大丈夫だろうと安易な考えで独立する場合が多いので、後で数字に関して困る事が多いそうです。
実働労働から抜けられない
美容師の仕事は自分の時間を切り売りしながら収入を得るビジネスです。
逆を言うと働かないと対価が得られないので一生不労所得とは無縁です。
不労所得を得るには、フランチャイズ化するか多店舗経営にするかしかないのです。
ここで不労所得を得ている人達と接点を持ち始めるとまた違った稼ぎ方もあるんだ!と勘違いして、美容の仕事に力が入らなくなった美容院オーナーも多いです。
特に多いのが、株、FX、投資信託、不動産です。読んでいる方でもドキッとする方も多いのではないでしょうか?
今後は美容師さんに役立つお金にまつわる金融の知識や不労所得の仕組みも書いていこうと思います。
美容師の減少による縮小の恐怖

By: Juanedc
年々美容師を志す学生も減ってきています。特に求人に関しては全国的に悩みの種です。
多店舗経営をして集客は取れているのに働くスタッフが減っていき潰れてしまうという黒字倒産の様なケースも見られます。
個人店でもスタッフが集められない、すぐに辞めてしまうという問題がついてまわるので、
なかなか経営者は安心できません。
規模縮小を余儀なくされる事も恐らく今後は増えていくでしょう。その為には美容師の仕事は夢と希望が持てる職種という事を業界全体で世の中にアピールしていかないといけませんね。
違和感は理想と現実のギャップ

By: Thomas Kohler
美容師の卵が就職してから必ずと言っていい程つぶやく言葉は
【思っていたのと違った】
アシスタントから始まり、スタイリストになり、独立してお店を出す。
思いもよらない税金、出費、維持費の数々に経営者になった美容師さんも似た様な言葉をつぶやきます。
【こんなに税金って高いんだね】
【意外と儲からないし、手残りも少ないんだよね】
【今はいいけど自分が年をとった時が怖いんです】
結局は思っていたのと違う事だらけなのです。
今後独立したい美容師さんは、しっかりとした経済、経営の勉強をしておく事をオススメしますし、
現状経営されている方は一度キャッシュフローの見直しをした方がいいかもしれません。
一番怖いのが惰性でビジネスをし続ける事です。
まとめ

By: Tax Credits
美容院は比較的、独立開業、起業がしやすい職種です。これだけでも夢があります。
それはなぜか??
答えは【現金商売】という事です。世の中では建設業、製造業の様な手形商売もあれば、在庫が腐ってしまう飲食業等様々なビジネスが存在します。
例えば、建築業の方が材料コストをかけ建物を作ったとします。ですがその報酬が入金されるまで3か月後まで待たなければいけないなんて事も普通にあります。
その点、美容業、飲食、サービス業はその場ですぐ報酬が頂ける現金商売なので、毎日のお金でお店を回していけるので簡単に事業を始めやすいという事です。
ただ、現金商売のリスクは毎日の売り上げに一喜一憂する場合が多く、一ヶ月を通した流れを考えない傾向もあります。
このたくさんある矛盾点、違和感を先輩経営者の意見として読んでいる方に学んで頂ければ幸いです。
bisuta.jpは日本全国の美容師さん、美容業にまつわる方に是非読んで頂きたい内容を発信する情報マガジンです。参考になったという方はシェアして一緒に業界を盛り上げていきましょう。