今回はインスタグラムでサロンオフィシャルアカウントのフォロワー数が75000人越えの人気サロン
【SHACHU(シャチュー)】代表の宮地さんにbisuta編集部が突撃訪問して取材させて頂きました。
今このサロンさんの名前を聞いた事がある!という人は多いのではないでしょうか!?
bisuta編集部は普通の美容メディアとはまた違ったリアル感のある取材をしてきました。
美容師さんの取材レポートの記事って、そのサロンさんへの興味が無いと読まないと思いますが、
お得意のbisuta編集部インタビューレポートで皆さんを惹き付けたいと思います。
ちょっと気になるインスタグラムへの取り組み方も聞いてきました!
サロンオフィシャルでこのフォロワー数は全国でもトップクラスなので気になりますよね?
是非参考にしてください。
クリックでインスタグラムへジャンプします♪
*2017年10月29日現在76200人を突破しています。
SHACHUブランド立ち上げ時に困った事
人気サロン【SHIMA】出身の宮地さんは29歳の時に独立されたそうです。
B:出店する時困った事って何ですか?
宮地:特にこれが困ったとかは無いんですが、最初は3席から始めたんです。
その準備が大変でしたが、ワクワクしていたのでずっと休まずやってました。
B:全部自己資金で始めたんですか?
宮地:そうですね。出資の話もありましたが、全部自分でやりたくて1000万位は借り入れして
スタートしました。出資受けると何かと制限がありそうでそれがイヤだったんです。
B=bisuta編集部
急成長の秘密を教えてください
B:今や飛ぶ鳥を落とす勢いの人気ですが、その秘密を教えてください。
宮地:実は急成長させるぞ!って特に意識してないんです。
とにかく地に足をつけて自分の好きな仕事をしっかりやる!
その想いはブレずにやっています。
美容師さん達に伝えたい想いは?
B:今の時代って色々な美容師さんの考えがあると思いますけど伝えたい事ってありますか?
宮地:美容師の仕事ってやっぱりお客様(顧客様)に喜んでもらう事じゃないですか。
自分もそうですけど、【自分の右手と左手を信じる事】が大事だと思いますよ。
なんでも楽しようとせずに、一つの事をやり続ける事ってやっぱり大事ですよね。
あと、何故かわからないんですが、一見怖い・・・みたいな印象なんですけど。
僕結構たれ目ですよ。と笑って語ってくれました。
5年後のサロンビジョンは?
B:やっぱり次の出店も考えているんですか?5年後どうなっていたいかを少し教えてください。
宮地:今は2店舗あるんですけど、多店舗出店にそこまで興味は無いんです。
今すぐ出店しようと思ったら可能なんですけど、今は足場をしっかり固めたい。
でもスタイリストで頑張ってくれている仲間達を中心にお店は出店したい気持ちはあります。
スタイリストは週1でアツいミーティングをしていますし、月1の全体のミーティングもアツい想いが飛び交っているので応援したいですね。
後、やっぱり何かの理由で可能性が潰れるのはイヤですね。席数が足りないとかスタッフ数が足りないとか。
なので支えてくれているみんなの為にもまだまだ頑張っていきたいです。
インスタグラムプロモーションで気をつけている事は?
B:インスタグラムのフォロワー数が7万人越えってスゴいと思うんですが、どんな事を気をつけていますか?
宮地:インスタグラムにアップしよう!とか、ブログを書こう!!とかみなさん頑張ってると思うんですけど・・・
言ってやるモノじゃないと思うんです。
なんて言うんですかね・・・【歯磨き】と一緒というか。やって当たり前って言えばいいんですかね。
美容師として毎日アップデートしていきたいというか。
伝えるの難しいんですけど、やっぱり本質はリピーターさんと紹介のお客様を大事にする事かな。と思っています。
インスタグラムで新規客を集めよう。ではなくて、
通ってくれている顧客様に喜んでほしくて写真を撮ったり、自然に毎日情報更新している。
わかりやすく説明するならそのルーティンを大事にしています。
B:なるほど。やっぱり美容師の本質を大事にしてるんですね。でも具体的に狙っている部分もありますよね?
宮地:もちろん!ある程度はターゲットを絞って狙っている部分もあります。
例えば毎日更新していくと、ヒットする投稿と、ヒットしない投稿は出てきます。
その当たった投稿を掘り下げて、ちょっと投稿を切り替えたりしています。
ぶっちゃけクオリティが低い投稿はアップしても、評価が下がるのでもったいないです。
だったら更新しない方がマシだと思います。
B:更新頻度ばかり考えて連投する位なら、1つ1つの更新を大事にしよう。という事ですね。勉強になります!
宮地:今は渋谷エリアも盛り上がっていますし、地価も上がり、競争率は上がっています。
やみくもに更新すればいいって訳ではないですし、
自分がイイ!!って思えるヘアスタイルの表現を大事にしているつもりです。
ちょっとしたアドバイスじゃないんですけど、これは他の美容室さんにも言える事ですが、
オシャレな投稿をしすぎるとサロンの敷居が高くなる。
なのでストーリーを使ってリアルなお店のムードを知ってもらえるように意識していますね。
《余談》
データ分析とかはあんまり興味なかったので、インスタのインサイト(アクセス数)は
最近やり方知りました。後、ホットペッパービューティーのプランは一番下のプランです。
それでも毎日忙しくさせてもらっています。
と、しっかり内部事情も教えてくれました。
撮影のコツを教えてください
B:シャチューさんの写真ってどの写真も色味がキレイでフォトクオリティが高いですが、コツってありますか?
宮地:そうですね〜もちろん撮影にも力入れていますけど、パパって撮っちゃう事も多いです。
iphoneで自然光+加工無しも多いです。店内にもライティングとロールカーテンで簡易的に撮影できる
スペースは作ってますけど、そんなに出番は多くないかも。デジタル一眼もめんどくさい時ありますしね。
とにかくオシャレ!多彩なカラーリングスキルの秘密は?
B:カラーがとにかく上手い!という印象なんですが、カラースキルの秘密を教えてください。
宮地:セミナー講師として全国を回らせて頂きますが、その質問は多いですね。
でも特に難しい事やってないんですよね。カラーリストになって知識や経験が増えてくると
よく何色か混ぜたりするじゃないですか?
もちろんアンダーを見極めて調合もしますけど、僕の場合、カラー剤は単色で使う事も結構多いですよ。
これに関してはやはり、経験値と場数だと思います。
伝えたい部分もカラーを数多くこなしていないと伝わらない部分があるので、まずは使い倒してみる。
というのがアドバイスですね。
サロン名の由来は?
サロンオーナーのみなさんもサロンの名前を決める時はたくさん悩んだり、調べたりしたと思います。
shachu(シャチュー)さんの名前の由来が気になって聞いてみたら、歴史や坂本龍馬が好きだそうで、
【亀山社中】からインスピレーションを受けたそうです。
一応引用を貼っておきます。
亀山社中とは?
1865(慶応元)年、坂本龍馬が中心となって志士たちが結成した。社中は「仲間・結社」を意味し、長崎の亀山にあったため、この名で呼ばれる。薩摩藩などの資金援助を受け、物資運搬や貿易の仲介をした。その後、「海援隊」となった。 (2009-12-21 朝日新聞 朝刊 1社会)
出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報
社中って仲間や結社という意味があったんですね。影響の受け方もまた個性的で素敵だな。と思いました。
宮地さんは最後にこう語ってくれました。
僕は今でこそ、多くのメディアに露出させてもらったり、セミナー講師の依頼が舞い込んだりしていますが、
全ては周りの支えや応援があってこそ。だと思っています。
もちろん運が良い!というのもあります。でも運が良いというのは、周りに恵まれている。という事も含まれます。
お世話になったSHIMAさんへの恩返しも、ゆっくり時間をかけてしていきたいですし、
奈良祐也さんの背中を近くで見ていて多くの影響も受けてきました。
(レディー・ガガさんからオファーがある位スゴい人なんです)
そこで学んだ事を自分に携わってくれる人達に、また自分なりの言葉で伝えていきたいですね。
サロン情報
SHACHU -SHIBUYA- (本店)
東京都渋谷区渋谷1-22-6
渋谷駅東口より徒歩8分
tel: 03-6712-6993
所属スタイリスト:
NORIYOSHI MIYACHI・Manami・KOUSEI
SHACHU -SHIBUYA JINNAN- (2号店)
東京都渋谷区宇田川町3-12
s:vort 3F&4F(受付)
渋谷駅ハチ公口より徒歩7分
TEL: 03-6809-0372
所属スタイリスト:
MORIYOSHI・KONNO・KOSAKA
bisuta編集部まとめ
今回のSHACHUさんの
取材に至った経緯は、読者の皆様の声もありましたし、
純粋に若い世代(20代後半〜30代前半)の美容室経営者をもっと深く掘り下げたい!という
bisuta編集部の想いからオファーさせて頂きました。
昔からの有名サロンにインタビューをしても、今の若い世代の美容師さんにはそこまで大きく響かないかな。と思っているからです。
どうやってお金を工面して、どんなプロモーションをしているか。何に困ったか。等、
年齢が近い世代の話の方がおそらく耳に入ってくると思います。
でもどうせなら何かに突き抜けている美容室さんの方が刺激がもらえそうなので
今回の取材オファーをさせて頂きました。
少しだけ経営の話も書いておくと。
宮地さんご自身もおっしゃっていましたが、
【お金払ってまで取材してもらいたいとは思わない】と語ってくれました。
この考えもステキです。
自分が、頑張って表現し続けていれば後から結果に結びつく。というのを体現してくれていますし、
経営者としてお金を稼ぐ事は大事ですけど、
そこまでガツガツしてないタイプという印象でした。それより
ブランディングやサロンワークを作り上げる事を大事にされているイメージです。
目先の事ばかりに捕われる若い経営者さんもたくさん見てきましたが、
宮地さんは先をしっかり見据えながら経営されているな。という印象でした。
今回は本当にご協力頂きありがとうございました。
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これからもたくさんの美容師さんに読んでもらえる様にコンテンツを作っていきます。
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