さて、この記事を書くのは2018年12月で、全国の美容室が一番繁忙期に突入する時期でもあります。それと同時に2019年の動向もしっかりチェックしておくタイミングになりました。今回は2018年を振り返りつつ、bisuta編集部が気になったニュース等をまとめていくコラムになります。今回は割とボリュームのある記事なので時間がある時に読んでみてくださいね♪
では、早速一つ美容師のみなさんに質問です!
ビューティーテックって言葉ご存知ですか?
今年は何かと◯◯テックというフレーズが流行っていますが、どんな意味なのかを知っておくといいかもしれません。今回は割と小ネタに使える話と2019年の美容業界の動向と共に気になる新サービスを紹介していこうと思います。
BeautyTech(ビューティーテック)って何?
そのままの造語になりますが、《美容(ビューティー)×テクノロジー》でビューティーテック。美容の世界にもIT関連のサービスの参入によって様々な部分が変わっていこうとしています。
こちらの記事では様々な◯◯テックがまとめられています。
最近よく「○○Tech(テック)」という言葉を耳にする。「テック」というのは「技術」を意味する英語の「Technology」の省略形で、これを様々な分野と組み合わせている。 すでに一般的な呼び名として通用しているものもあれば、まだまだ一部の企業や業界でのみ通用するものもある。
まだまだ聞き慣れないフレーズですが、美容業界でも今より便利なサービスや仕組みが増えていく事は間違いないです。Fntechは聞いた事がある人も多いと思いますが、たくさんあるんですね。
2018年はビューティーテック元年らしい
ちなみに実は知らない所で美容業界の新しいトレンドになりつつあるみたいです。
2018年は美容と新技術を組み合わせた「ビューティーテック元年」という言葉が生まれ、業界の新たなトレンドになりつつある。化粧品業界には異業種やベンチャー企業も続々参入。化粧品と美容医療の境界線もあいまいになりつつある。破壊的イノベーションを起こすべく、大手化粧品会社も人工知能(AI)や人工皮膚など最新技術を取り入れた研究開発に力を注ぐ。
さてこの文章を読んでもらってもわかる通り、化粧品業界にも異業種やベンチャー起業がどんどん参入してきているそうです。それは美容室業界も同じ。前から書いていますが、ジワジワ変わってきているんです。
今までのやり方では通用しなくなり、昔、自分の時はこうだった!!という概念はどんどん崩れさっていくでしょうね。頭を柔軟にして変化についていかないといけない訳なんですが・・・年齢を重ねる毎に、ガンコになっちゃうんですよね 笑
では、その固定概念が覆された1つのニュースを紹介しましょう。
遂にALBUMが働いてみたいサロン1位に!
さて、このプレスリリースを読むと、こんな事が書いてあります。
現役美容師が選ぶ 働いてみたい美容室ランキング2018の総合ランキング1位には、カカクコム創業者槙野光昭氏が手がけるALBUMがランクインしました。 雑誌などでブランドを築いていったAFLOAT、airといった老舗有名サロンを抑え同サロンが1位になった背景には、インスタグラムなどSNSによるブランディングへの美容室業界のマーケティング手法の転換があると推察されます。(※美容室ALBUMは2018年12月6日時点で36万人を超え、美容室としてのフォロワー数は日本トップ)
bisuta編集部的には、このニュースは面白くて、昔から有名なブランドサロンを抑えて美容師さん達が働いてみたいサロンもここまで変わったんだな。と。
bisuta編集部もALBUMさんの記事をよく書いていますが、その理由は【業界の概念を大きく覆すポテンシャルを秘めている】と思っているからです。
最初に名前が知れ渡っていた時は【業務委託のサロン】というイメージで、革新的すぎて業界的にもあまり良いイメージじゃなかったと記憶してますが、今では美容師さんが最も気になっているサロン。になっていると思います。
で、インスタグラムから作り上げられたブランディング。ってWEBマーケティングに長けていないとなかなか実現できないと思うんですね。そういった意味でもビューティーテックという言葉は知っておかないといけないんだな。と思います。
もちろんWEBマーケに長けているだけじゃダメで、そこから発信されるヘアスタイルのクオリティも大事ですし、通ってくれているお客様のリピートやクチコミも大事な訳です。
それを全て網羅しているのでなかなか脅威ですよね。
恐らくホットペッパービューティーアワードも今期は年間1位を取ると思いますので、ますます目が離せない存在になるでしょう。
美容室倒産率が過去最多に迫る勢いだって!?
2018年1-11月に全国で発生した「美容室」倒産は86件に達し、年間では過去10年で最多になる可能性が高くなった。「美容室」の倒産は過半数が個人企業で、従業員5人未満が全体の約9割を占めるなど、小・零細規模が多かった。新規参入が比較的容易なことから出店数が多く、市場に比べてオーバーストア(店舗過剰)の状況が常態化し、過当競争が一段と厳しさを増していることが浮き彫りになった。
なんかこんな様な記事去年も書いた気がしますね。でも多分2019年10月からの翌年あたりからもっと増えると思います。
2019年10月から消費税が上がるので、経営が難しくなるのが予想されます。これ実際小規模のサロン経営をしている人ならわかると思うのですが、消費税の支払いってなかなか重いんですよね。残しておけないといいますか・・・、
もちろんお客様から先に頂戴しているお金を、納税月に払うだけの話なんですが、ストックしておくのが大変なんですよね。他にキャッシュを回していたりするので、実際に支払えない。。。なんて経営者もたくさんいます。
比較的開業しやすい業態なので、ライバル店も増えやすいですし、生き残りは大変ですけどオーバーストア状態でも勝ちまくっているサロンもある訳なので,方法や努力はいくらでもあるはずです。
その努力の方法が分からないから、潰れていくだけなので、このデータは参考になるようで、あまり参考にならないです。ノリにノっているサロンはいくらでもあります。ネガティブに考えるより、ポジティブに考えましょう。本気でやれば勝ち残れる業界です。頑張りましょう。
美容業界にも新サービスが続々と!一部紹介します。
では、ここからはまた話を戻しまして、
bisuta編集部が密かに注目している3つのサービスをご紹介したいと思います。
・検索がいらないサロン予約アプリ【Requpo(リクポ)】とは?
・フリーランスの美容師が集まる【Go Today-Shaire Salon】
・美容室の月額定額サービス【MEZON(メゾン)】
知ってる人も知らない人もいると思いますが、美容業界にも様々なスタートアップ企業やベンチャーが踏み込んできています。それは裏を返すと、まだまだ隙間があり、伸びしろがあるって事なんですよね。
先ほども書きましたが、美容室が毎年潰れて〜みたいなニュースもありますが、そんな事よりこの先はこうなっていって、こんな商材やサービスが出てきて〜。とかの記事をどんどん増やしていきたいですね。
やっぱりbisuta.jpの記事は面白いわ。と思ってもらえるコラムをこれからも書き続けていきます。
そんな訳で長くなってしまいましたが、この続きはnote限定記事で書いてあるので興味があればフラッと読みにきてください♪